体内の免疫細胞を活性化させてがん細胞を攻撃し、転移したがんも死滅させる新たな治療法を、米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆・主任研究員らが開発し、動物実験で効果を確かめたと発表した。
17日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に論文が掲載される。
米カリフォルニア州の新興企業と共同で、数年内の臨床試験実施を目指す。
がん細胞は、免疫細胞の活性化を抑えるブレーキ役の細胞(制御性T細胞)を引き寄せ、免疫細胞からの攻撃を逃れている場合が多い。
研究チームは、ブレーキ細胞に結合するたんぱく質「抗体」をマウスに注射。
この抗体には、光(近赤外線)を受けると化学反応が起きる物質が付いており、がんの患部に体外から近赤外線を当てるとブレーキ細胞が破壊された。
人体が持っている免疫力を高めることが
ガンの予防につながりますね (^_^;)