成人病の主な原因は、急激な食の欧米化、そしてそれによる肥満が原因だとされ、肉の食べ過ぎや、脂のとり過ぎはNGとされています。
また「年をとったら 魚食を中心にして肉食は避けるべき」とも言われてきたものですが、最新の研究では、肉や卵などの「動物性タンパク質」を多く摂取している高齢者の方が老化 の速度が遅く、病気になりにくいことが分かってきているそうです。
2015年3月24日放送の 『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 名医が認めた5大栄養素SP』で、名古屋学芸大学 健康・栄養研究所の下方浩史先生は、
「日本人の場合、たんぱく質の摂取量自体は足りているが、どんな食品から摂るかによって筋肉がどのように作られるかが大きく変わってしまう」
と指摘。若々しい筋肉を保つには、タンパク質のなかでも効果的に筋肉を生成するアミノ酸、なかでもロイシンとアルギニンを含んだ食品をしっかり食べることがカギになるのだそうです。
「ロイシン」は、食べ物から摂取すると筋肉の合成を促すシグナルを発信するとともに、自らも筋肉の材料となるアミノ酸。「アルギニン」は、体内で成長ホルモンを刺激して筋肉の合成を活発化させるアミノ酸で、ロイシンと一緒に食べれば効果的とされています。
ロイシンとアルギニンを多く含む肉類は、牛ロースの赤身、豚ロースの赤身、鳥のむね肉の皮なしと赤身。ポイントは脂身が少ない赤身です。
また、高齢世代の認知機能と深く関わっている栄養素として「ビタミンB群」の重要性もわかってきています。ビタミンB群は特に肉や魚、レバーなどに多く含まれています。脳も体も健康でいるためには、意識して動物性タンパク質を摂取することが大切ということですね。
焼き肉 大好き (^_^;)