10/25、11/29、新宿高生が、「総合的な探究」授業の一環として、新宿御苑で美化・清掃活動を行いました。
この美化・清掃活動は、2007年から毎年実施されています。
今回は1年生、8クラスの生徒が参加しました。
10/25、11/29、新宿高生が、「総合的な探究」授業の一環として、新宿御苑で美化・清掃活動を行いました。
この美化・清掃活動は、2007年から毎年実施されています。
今回は1年生、8クラスの生徒が参加しました。
ちょうど「洋らん展」をやっていました
(^_^;)
高校のころ、教室の窓から毎日、御苑(ぎょえん)の森を見ていた
あのころは新宿御苑などとは呼ばず、御苑と呼んでいた
(^_^;)
▲御苑の日本庭園
私は「歩くの大好き」で、あちこち歩き回っています
つい先日も小石川後楽園と旧岩崎邸庭園を歩きました
小石川後楽園は、ベスト10に入ってますね
第1位の新宿御苑は、出身高校が「御苑」(ぎょえん)に面していたので、高校時代の3年間、教室の窓から毎日「御苑」の緑を眺めていました
私のいた新宿高校では、新宿御苑を単に「御苑」と呼んでいました
新宿高校と御苑の間の塀には「謎の穴」が開いていたので、御苑には入場料があるにもかかわらず、密かに無料で自由に行き来出来ました
新宿御苑の管理事務所が、なぜこの「謎の穴」をふさがなかったのか、まさに謎です
その塀のあった場所に、明治通りの交通量を減らすための新しい道路「新宿高校バイパス」が出来たので、たぶんあの謎の穴は無くなったと思います
第2位の椿山荘は、明治の元勲だった山縣有朋(やまがたありとも、→)の本邸だったところで、小田原や京都にも別邸がありますが、どれも名園として名高い
彼は政治家や軍人であると同時に、和歌や作庭を趣味とする文化人でもありました
山縣有朋は、軍人勅諭や教育勅語を創った人で、当時のロシアの南下政策(日本侵略の可能性が大きい)への対策で、明治日本の軍事力を強化するために尽力した人です
この南下政策でロシア帝国の周辺国の多くはロシアの植民地となり、地獄の苦しみを味わいました(ウクライナもそのひとつで、今もその地獄を味わっています)
時代の必要とは言え、国民に多くの苦労を強いることになったので、彼の評判は今も昔も余り良くありません
私はいま、この山縣有朋という人物に興味が出て、伝記とか関連する歴史小説などをこれから読もうかなぁと思っています
下のランキングリスト以外にも東京には名園名庭が多く、庭歩きには事欠きません
その多くが江戸時代の大名屋敷です
当時の大名屋敷というのは、参勤交代で江戸に在住した大名やその家族の住居であると同時に、現在の大使館のような役割もあり、江戸で幕府や他藩の要人を招待して頻繁に茶会や宴会を開いていました
そのときに招待客に素晴らしい庭を見せることが大名のステータスでもあったので、江戸の各大名は大名屋敷の庭造りに莫大な手間やお金を注いだ訳です
いま世界中から観光客が日本へ押し寄せていますが、京都と並んで東京の庭園も人気の的になっています
日本庭園というのは、世界の庭園マニアの間でも非常に評価が高いようです
確かに日本庭園に比べると、西洋風の庭園は定規とコンパスで設計した子ども向けの公園といった感じで、イマイチ奥深さに欠けるような気がします
(^_^;)
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第1位は「新宿御苑」。
1906年に皇室庭園として誕生した新宿御苑。ヨーロッパ式の整形式庭園と風景式庭園、そして日本庭園を組み合わせており、「風景式庭園の名作」とも言われています。1949年からは国民公園として一般にも公開されました。広々とした御苑内は“都会のオアシス”として多くの人に愛されています。
第2位は「ホテル椿山荘東京 庭園」。
レストランや結婚式場を備えている「ホテル椿山荘東京」にある庭園です。美しい景色が広がる庭園では、春は桜、初夏は蛍、秋は紅葉など四季折々の風景を楽しめます。庭園内には「弁慶橋」(→)と言われる赤い色が印象的な橋や、夏には涼しい水音を感じられる「五丈滝」などもあり、見どころ満載です。
1位 新宿御苑(4.6pt/35,087クチコミ)
〒160-0014 東京都新宿区内藤町11
2位 ホテル椿山荘東京庭園(4.6pt/429クチコミ)
〒112-0014 東京都文京区関口2丁目10-8
3位 ホテルニューオータニ 日本庭園(4.5pt/734クチコミ)
〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1
4位 成城五丁目猪股庭園(4.5pt/122クチコミ)
〒157-0066 東京都世田谷区成城5丁目12-19
5位 浜離宮恩賜庭園(4.4pt/9,490クチコミ)
〒104-0046 東京都中央区浜離宮庭園1-1
6位 皇居東御苑(4.4pt/7,008クチコミ)
〒100-8111 東京都千代田区千代田1-1
7位 明治神宮御苑(4.4pt/422クチコミ)
〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1
8位 帰真園(4.4pt/200クチコミ)
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目16-1
9位 六義園(4.3pt/8,440クチコミ)
〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目16-3
10位 小石川後楽園(4.3pt/5,024クチコミ)
〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目6-6
2022年12/3、明治通りに並行して「新宿高校バイパス」が開通しました。
渋谷区千駄ヶ谷五丁目から新宿区内藤町までの805メートル。
「新宿高校バイパス」は、上下2層で幅を絞りながら新宿御苑と都立新宿高校の間をすり抜けるようにして走り、千駄ヶ谷と御苑大通りを接続しています。
「新宿高校バイパス」の開通により、新宿駅の東側を南北に通過する際は、甲州街道(国道20号)と平面交差する新宿四丁目交差点や、伊勢丹に面した新宿三丁目交差点といった混雑箇所を迂回できるようになりました。
東京都建設局によると、明治通りの1日あたりの交通量は、開通前の約2万9000台から開通後は半分以下の約1万3000台まで減少。
その分「新宿高校バイパス」環状第5の1号線は約1万5000台が通行しており、交通が半々に分散していることがうかがえます。
「新宿高校バイパス」により、明治通りは靖国通りとの新宿五丁目交差点や、甲州街道との新宿四丁目交差点の渋滞が緩和。通過所要時間(17時台)も5~9分ほど短縮しているそうです。
今夏大きな話題になったのが、カブトムシの大量発生です。
中でも新宿御苑では都心にもかかわらず、一時は1本の木に50匹近いカブトムシが集まり、樹液を吸っている姿がSNS上に投稿され、“伝説の木出現”などと注目を集めました。
いったい、都会のオアシスに何が起こったのでしょうか。
取材を進めると意外な事実が浮かび上がってきました。
新宿駅周辺の混雑緩和を目的に、都立新宿高校の近くから代々木駅近くまでバイパスする新たな道路「環状第5の1号線(千駄ヶ谷)」が完成し、12月3日から通れます。
明治通りで新宿を通過しようとする際に、渋滞をバイパスして移動できることが期待されています。
上の写真は、新しく開通した道路の新宿側。
左は新宿御苑、右は新宿高校。
写真手前を左右に通るのが甲州街道。
道路計画自体は大昔からあったものの、新宿高校の移転反対運動、新宿御苑の端を“削って”通過する計画への反対運動など、すったもんだ大騒ぎあった末に、片方を地下トンネルにして道路の幅を減らすことで解決しました。
そのむかし、新宿高校から御苑に
「無料で入れる穴」
があったような気がするのですが
もう無いんでしょうねぇ
(^_^;)
本日10/22、新宿御苑の西側に位置する都立新宿高校の生徒の皆さんが、「総合的な探究」の授業の一環として新宿御苑で美化・清掃活動を行いました。
この活動は2007年から毎年行われています。
今回は1年生、8クラス318名の生徒が活動しました。
▲外回りが「千駄ヶ谷ぎょえんトンネル」の中を、内回りが上を通る
東京都建設局は2022年10月13日、建設を進めている「環状第5の1号線」のうち、渋谷区千駄ヶ谷五丁目から新宿区内藤町までの「千駄ヶ谷地区」805mが、12月3日14時に開通すると発表しました。
新たにできるのは、明治通りの鳩森小学校西交差点から、新宿二丁目交差点の南側(御苑大通りの南端)にかけての区間です。
内回りと外回りを上下に重ねて道路の幅を絞り、新宿御苑と都立新宿高校の間をすり抜けるように走ります。
この開通により、明治通りで新宿を通過するときは、甲州街道(国道20号)と平面交差する新宿四丁目交差点や、伊勢丹に面した新宿三丁目交差点といった混雑箇所を迂回できるようになります。
東京都建設局によると、渋谷・新宿の両副都心を結ぶ道路ネットワークが強化されるほか、新宿駅周辺の交通渋滞の緩和による沿道環境の改善が期待されるといいます。
この「環状第5の1号線(千駄ヶ谷)」は、終戦直後の1946年の都市計画決定を経て、1991年に事業認可を取得しました。
事業費は約755億円に上ります。
事業認可から開通までは30年以上がかかったわけですが、これは途中で計画が大きく変わったことが影響しています。
当初、道路の幅は片側2車線が左右に並ぶ31~35mでしたが、2005年の都市計画変更で14~35mに縮小されました。
これは主に、新宿御苑のラクウショウ(落羽松)が関係しています。
当初の計画は、御苑の土地を多く削って道路を通すというものでした。
しかし道路用地がラクウショウの群生地の一部にかかっていたのです。
▲当初は、計画の範囲がラクウショウの群生地にかかっていた
御苑のラクウショウは明治20~30年代に日本で初めて植えられたもので、樹齢は120年以上、樹高は30m近くにまで達しています。
巨樹の間からはタケノコのような姿の気根がたくさん生えており、独特な景観を作っています。
ラクウショウ自体は他所でも見かけることがありますが、御苑にあるような大きな群生地は希少といえます。
▲新宿御苑のラクウショウ(落羽松)群生地
道路を通すにあたっては都と、御苑を管理する環境省との間で長期間にわたり協議と検討が実施されました。
1999年度に環境影響の調査が始まり、2003年度には調査結果を踏まえた道路構造案について都と環境省の間で基本合意に至り、2005年6月に道路を上下2層構造にして幅員を縮小する計画へと変更されたのです。
これにより新宿御苑と新宿高校の間を通る道路は当初計画のおよそ半分の幅になり、さらにトンネルが掘られました。
名称はひらがなを用いた「千駄ヶ谷ぎょえんトンネル」(長さ492m)です。
外回り(池袋方面)がトンネルの中を通り、内回り(渋谷方面)と歩道がその上の“屋上部分”を通ります。
事業は、2018年度末の時点で用地取得がほぼ終わっている段階まできていましたが、地下埋設物の輻輳や地下埋設インフラの整理・移設に時間を要するなどして、今回、ようやく開通にこぎ着けました。
なお、道路開通後も、横断歩道橋のエレベーター設置工事などは継続して実施されます。
▲広大な芝生の風景式庭園の先にある整形式庭園
新宿御苑に隣接する東京都立新宿高校では、年間を通して庭園管理や植物栽培のボランティア活動を行っています。
6月の休園日である6月13日(月)および6月20日(月)の2週にわたって、新宿高校サッカー部の生徒のみなさんがプラタナス並木の手入れ作業を行いました。
約160本のプラタナスを植栽した長さ200mの並木道は、ヨーロッパのようなロマンチックな雰囲気。
涼やかな風の流れる緑陰のベンチは、御苑の避暑スポットとしても人気があります。
砂利敷きの園路は雑草が繁茂しやすいため、夏場は除草作業が欠かせません。
あっという間に緑色のじゅうたんが広がってしまいます。
6月13日(月)は、新宿高校サッカー部の2年生17人、6月20日(月)は1年生21人が参加し、手取り除草作業を行いました。
はじめは慣れない作業に苦戦しつつも、だんだんと要領をつかんでペースアップ。
誰が一番多く草を抜くか競い合って、作業を進めました。
1時間半でしたが、みるみるうちに元通りのきれいな砂利道になりました。
暑い中の作業でしたが、新宿高校サッカー部のチームワークで、美しい庭園がよみがえりました。
明治の皇室庭園時代に完成した新宿御苑は、多くの人々の手によって庭園景観が維持されてきました。
これからも地域のみなさんとともに、歴史ある庭園を守ってまいりたいと思いますので、引き続きご協力をお願いいたします。