引き続き、反藤原史観の古代史を読む
壬申の乱がテーマなので、天武天皇の出自を細かく追ってゆくことで、天武と出雲系、つまり蘇我氏や尾張氏との関係を明らかにしてゆく
出雲と東国には、深い関係がある
当時は陸上交通が貧弱で、海の道こそが幹線交通だった
山陰地方の出雲は海の道を通じて、北陸地方や越の国(新潟)方面と深くつながっていた
大和朝廷内部でも、出雲系の蘇我氏や尾張氏が東国経営を任されている
壬申の乱の背景には、当時の東アジア情勢における大和政権内の外交政策の対立があった
天智系(九州系):百済外交を重視
天武系(出雲系):唐や新羅を含む多方面外交
現在の日本における、中韓重視派(野党、マスコミ)と米欧重視派(政府、国民)の対立によく似ている
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