水戸市内の国道を進むと、車窓に広がる森の中に突如、白い巨人が現れた。
水戸市常澄地区で語り継がれる伝説の巨人「ダイダラボウ」の像だ。
古くは、奈良時代に編纂(へんさん)された地誌「常陸国風土記(ひたちのくにふどき)」に登場する。
「富士山と筑波山(茨城県つくば市)をてんびんにかけて重さ比べをした」とか、「市内にある千波湖をつくった」という逸話が残されている。
高さ約15メートルの白い巨人は、自らが食べた貝の殻を捨てたとされる丘の上の大串貝塚に立っている。
観光振興や伝承を目的に、平成4年につくられた。
今では近隣住民の憩いの場として親しまれ、郷土史を学ぶ近隣の小学生らの社会科見学先にもなっている。
古代史における茨城県(常陸国)は
畿内、北九州と並ぶ 巨大な先進エリアです (^_^;)