三越伊勢丹ホールディングスが13日、3月6日グランドオープンする伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)の概要を発表した。
「世界最高のファッションミュージアム」を目指し、建築家・丹下憲孝さんらにフロアデザインを依頼するなど、約90億円をかけて婦人服・婦人雑貨売り場を大幅に改装した。
店内BGMの作曲を、新宿高校出身の坂本龍一さんに依頼した。
本館2-4階の婦人向けフロアは従来、「ヤング」「ミドル」などの年齢層で区分していたが、新たに顧客の「感性」に着目し、ファッション性の高い「モード」や高級感ある「ラグジュアリー」などブランドのイメージ別に変更。
イベントや情報発信に利用するスペース「パーク」を各フロアに設けて回遊性を高め、来店客の買い回りを促す。
会見で大西洋社長は「他では体験できないワクワクする空間を演出できた」と集客への自信を示し、来年度の売上高を2011年度比で5%増やす目標を示した。
グランドオープンに合わせて変更する従業員の新制服も披露された。
———————————-
伊勢丹新宿店は、3月6日の全館改装オープンを記念したビジュアルブック「美術手帖別冊 FUTURE CURATION」を発刊する。
改装のコンセプト「ファッションミュージアム」に基づき、ファッションとアートをいかにフュージョン(融合)し、情報やモノをいかにキュレーティング(独自編集)していくかを提示する、あたらしい未来へ向けての「ファッションミュージアム」のビジュアルガイドブック。
ベアトリクス・ルフや山本耀司、カールステン・ニコライ、アバケら、ファッションやアートシーンにおけるキーパーソンへのインタビュー記事をはじめ、メゾンブランドなど9ブランドの2013SSファッション写真、リモデルした新宿店を舞台にしたなどファッション写真などをおさめた。
編集長は美術手帖編集長の岩渕貞哉氏。発刊日は3月6日(水)。全152ページで税込価格1400円。全国有名書店にて販売。
もーすぐ 春 ですねー (^_^;)