築地場外市場で8月3日夕方に発生した火災。
現場付近は狭い地域に築40年以上の木造やモルタル造の建物が密集しており、炎は急速に燃え広がった。
「場外」と呼ばれる一帯は、東京都の施設ではない。市場に附随して発展してきた歴史のある民間商店街で、500店舗あまりが軒を並べる。魚河岸の入る市場とは切っても切れない。
移転問題で注目を集める築地であるため、夥しい数のマスコミが取材に詰めかけた。常時5〜6機のヘリが上空を旋回した。在京地上波はほぼ全局、ヘリを出したのだろう。
大通りに面して立ち並ぶ店舗の上部には、屋号や魚などが描かれた大きな看板が隙間なく並び、路上からの消火活動は難航。放水ははしご車も使って行われた。
六本木寿司会の会場「すしざんまい」を運営する築地喜代村の木村清社長(65)は
「最初は煙が出てきて、火事だー!っていうことで、消防も早めに来ましたね。火の出たところには人いなかったと思うんですよね。だから気づくのがちょっと遅くて、燃えちゃった」
「普段から商店街で協力して防火訓練をしていたが、出火当時はほとんどの店が営業を終え、人のいない状態だった」
と無念さを口にした。
この火災により、現場近くの築地本願寺・納涼盆踊り大会が中止となった。
火事とケンカは江戸の華 とは言っても
燃えてるそばで盆踊りは 無理ですね (;´Д`)