戸山戦6/7

 

新宿高校 校長 戸田 弘美   新宿折々

 

○6月7日(金) 第58回 新宿・戸山対抗戦(通称「戸山戦」)

 

 天気予報では雨を心配していましたが、日中は初夏の日差しが強くなり、暑く感じら れるほどの晴天の下で、新宿戸山対抗戦を盛大に行いました。

今年度は、開会式の校長挨拶を私が行いましたので(閉会式は戸山高校校長)、本対抗戦につい て、対抗戦を見学に来てくださった両校保護者の皆様にも知っていただきたいと思い、以下のような話をしました。

 

皆さん、お早うございます。いよいよ、新宿戸山対抗戦がはじまりました。
新宿と戸山は、兄弟校です。新宿高校の前進である、府立第六中学校は大正11年4月、戸山高校の前進である府立第四中学校の一部を仮校舎として、開校しました。翌年の大正12年、現在の内籐町に移りました(新校舎)。ですから、新宿が弟分にあたります。

 

ここで、新宿戸山対抗戦の歴史をふりかえってみたいと思います。この対抗戦は、昭和31年に始まりました。第1回対抗戦の種目は、バドミントン、バスケット、卓球、柔道、体操、硬式野球、サッカー、陸上競技、テニス、バレーボールです。初年度から、盛大に行われていたことがわかります。結果は6勝6敗で引き分けだったという記録が残っています。

 

こうした、皆さんの先輩も熱中し、楽しんだ、歴史ある行事だということを是非、知っておいてください。

 

今年も両校の実行委員会の生徒の皆さんが一生懸命準備してくれたお陰で、今日を迎えることができました。ありがとうございました。

 

本日の対抗戦が、すべての種目と演技について、事故や怪我の無い、充実した対抗戦になることを願っています。戸山高校、新宿高校、ともに、正々堂々と、勝利をめざして頑張ってください。私の話は以上です。ありがとうございました。

 

 対抗試合を行った部活動は、以下のとおりです。
男子バスケット部、女子バスケット部、男子バレー部、女子バレー部、男子硬式テニス部、女子硬式テニス部、男子ソフトテニス部、女子ソフトテニス部、硬式野球部、卓球部、サッカー部、バドミントン部、陸上部、剣道部、水泳部

 

 水泳部は新宿高校で行いました。その他の部活動は駒沢オリンピック公園総合運動場 内の様々な施設を使って行いました。各施設での対抗戦は、どの種目も白熱戦で、目が離せない試合ばかりでした。生徒たちは日頃の練習の成果を、伝統の一戦 で思い切り発揮してくれました。私は一つでも多くの試合を見学しようと、施設の間を行き来していましたが、幾つかの部活動が複数施設で同時開催のため、見 ることができない試合があったことが、もったいなく感じられました。

 

 開会式ではチアリーディング部、閉会式ではダンス部が体育館で演技を披露してくれました。対抗戦がすべて終了し、今年の結果は7勝7敗1引き分けで、総合成績は引き分けでした。今年も、試合や演技をとおして、生徒たちから、多くの感動をもらうことができました。

 

開会式 チア・リーディング部
女子バレー部 陸上部
硬式野球部 サッカー部
バドミントン部 水泳部

出典:新宿高校HP

 

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コメント

  1. 三波 より:

    新宿高校34回生の小野さんという方から今年の高校野球の予選の様子が入りましたのでお知らせしときます。
    小野@JP 34回生

    皆さん、

    こちら(東京、横浜)は梅雨が明けたかと思うほどの好天で実に暑いです。今朝(7/7)の朝の天気予報では都心の予想最高気温は35度でした。そちらは如何でしょうか。

    昨日(7/6)より高校野球の予選が始まり、今日の午後に駒沢球場で母校と目黒学院との試合がありました。試合中は試合の行方ばかり観ていて写真は撮りませんでしたが、試合前の練習と試合直前の円陣、試合後の応援席への礼との写真を撮りましたのでお送りします。

    新宿高校が先攻でした。1回は両校とも無得点でしたが、2回には新宿高校が1点を先取し、続く3回には2点を加えて3対0となりました。この調子で行くかと思いましたが、4回は再び両校とも無得点でした。その後、新宿高校は出塁はするものの得点には至らず、目黒学院に5回、6回、9回に1点ずつ得点されて3対3となり、試合は延長戦に入りました。そして10回と11回とは共に譲らずに両校とも無得点で根競べの様になってきました。そして新宿高校が無得点だった12回の裏に、デッドボールで出塁した目黒学院の選手がその後のバントとヒットとで生還し、試合終了となりました。

    結果は新宿高校の敗退でしたが、初めに記した高い気温の下での3時間にも及ぶ試合を両校ともに最後までよく頑張ったと思います。特に最後まで投げ抜いた新宿高校の投手(野口君だそうです)は、大変な体力ならびに精神力だと思います。また、今日は1塁の真横のあたりで観戦しましたが、新宿高校の1塁手は実に落ち着いた人でした。送球が遅れて、走者が塁に着くギリギリになったことも幾度かありましたが、実に冷静にさばいていました。相当に肝の据わった人の様です。隣に在校生がいたので訊いてみたところ、その人は3年生でキャプテンなのだそうです。むべなるかなと思いました。

    今日の試合は3年生にとっては引退試合となりました。「応援席に礼」の向かって右端の人は目頭を押さえていますが、それ以外の人も泣いていました。クラブ活動に思いきり打ち込んだのでしょう。後輩たちが元気に高校生活を送っていることをOBの1人として嬉しく思います。

    草々

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