ちょっと顔出しイベントじゃなくて、2日間みっちり指導
新宿高校の野球部員には、大変な経験ですね
「オレはこれ(野球)が大好きだからやってるんだ!」
という人からは、輝くようなオーラが出てると思います
(^_^;)
▲新宿高校の目の前にある、新宿高島屋デパートとドコモタワー
高層ビルがそびえ立つ大都会・新宿に、大レジェンドの大声がこだました。
マリナーズのイチローが11月26、27の両日、都立新宿高校をサプライズで訪れて野球部員たちを指導。
新宿高校野球部監督の田久保裕之(→)が目の当たりにしたのは、誰よりも
野球小僧イチロー
の姿だった。
新宿高校はJR新宿駅から歩いて5分くらい、地下鉄・新宿三丁目駅の駅前
グラウンドからは新宿高島屋(↑)や、新宿のシンボルにもなっているドコモタワー(↑)が見える、東京の超繁華街にある。
左翼から中堅方向にかけては、外野フェンスの奥に新宿御苑の豊かな森が広がっている。
「この新宿のビルと御苑の森の中に
響きましたよね、『さあ、来い!』の声が」
田久保監督は、高校生たち以上にはつらつな49歳の姿に目を奪われた。
「うちに一番、足りないのが、野球小僧だと思うんですよ。
勉強も文武両道って言っている弊害かもしれないですけど、
もっと野球に打ち込んでみよう、
という物足りなさを感じる時がある。
あれだけ頂点を極めた人が、
野球小僧の顔をしていますよね」
まじりっけない野球への思い。
「うちの子たちにないものを、
身をもって、見せてくれた気がします」
とつぶやいた。
2日間の指導では、積極的にコミュニケーションを取り、時には実演も。
170本のノックを放ち、高校生たちと白球を通じて向き合った。
田久保監督は
「私、ああいう練習が一番好きなんですけど、
どーしても最近は精神論とか怪我がとか。
なんか頭でっかちな理由がついてきて。
こっちが時代に遠慮してしまっている。
イチローさんがああいうことを率先して
やってくれると説得力が5000倍ですね」
と感謝していた。