「悪魔の詩」著者 襲われる

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▲小説「悪魔の詩」の著者、サルマン・ラシュディ氏(75)

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安倍ちゃん殺害に続き、宗教がらみの凶悪犯罪です

日本人は平和ボケに似た宗教ボケで、宗教の危険性への警戒感が薄いように思います

そこに付け込んだオウム真理教や統一教会などの凶悪カルト宗教は、凶悪犯罪の温床になりました

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戦国時代にスペインやポルトガルの宣教師によって日本に入り込んだキリスト教も、うまいこと言って信長には付け入ったものの、その裏の目的が日本侵略の先兵だったことが、秀吉の慧眼によって見破られました

当時の日本国内におけるキリスト教徒の増え方はすさまじいもので、もし秀吉がキリスト教の布教を放置していたら、日本国内は恐ろしい内乱(宗教戦争)になっていたかもしれません

秀吉や徳川幕府による弾圧が厳しかったので、当時のキリスト教徒(キリシタン)は被害者という目で見られがちですが、実は非常に過激で危険な集団でした

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同時代に過激化した一向宗(浄土真宗)に手を焼いた経験のある家康は、アメ(保護)とムチ(弾圧)を使い分けた巧みな宗教政策をとって、日本国内での伝統仏教の牙を抜いて無害化しました

そのせいで日本の仏教は、宗教として見ればトコトン堕落して、ほとんどは葬儀屋に過ぎない葬式仏教になりましたが、危険性はほぼなくなりました

しかし、海外の一神教(イスラム教やユダヤ教、キリスト教など)や、新しく誕生したカルト宗教は、今でも恐ろしい牙を内に秘めています

宗教というものは、自分だけの心の平安のために静かに信仰している限りでは誠にけっこうなものですが、ひとたび他人に信仰を強要したり、他宗教や異端者を攻撃するようになると、これほど危険で残酷なものはありません

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インド出身の英作家サルマン・ラシュディ氏(75)が8/12、講演で訪れていた米ニューヨーク州ショトーカで刃物を持った男に襲われ、首や胸を刺されたとニューヨーク州警察が発表した。

1988年出版の、ラシュディ氏の小説「悪魔の詩」が

  「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜した」

として、イラン革命の指導者ホメイニから「死刑」を宣告されていた。

ラシュディ氏は、人工呼吸器を付けた状態で、片方の目を失明する可能性があり、腕や肝臓にも傷を負っている。

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ラシュディ氏は、教育施設の壇上で、駆け上がってきた男に襲撃された。

ニューヨーク州警察は8/12夕、犯人がニュージャージー州に住むハディ・マタール(24)と明らかにした。

「悪魔の詩」を巡っては、日本語翻訳を担当した筑波大学の五十嵐一助教授(当時44、→)が、1991年に何者かに殺害され、犯人が特定されないまま2006年に時効となった。

 

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