地球物理学者・竹内均が旧約聖書を読み、それと考古学の発掘成果を照らし合わせ、さらに過去数千年にわたる気候変動や天変地異との関係を考察したユニークな本
そして旧約聖書は単なる神話ではなく、かなりの部分が事実に対応していると結論する
若い頃から毎日一定枚数の原稿書きを自分に課し、その成果が積もり積もって著書450冊という、奮闘努力の人
学園紛争当時、ゲバ棒もった学生が大学入口を封鎖(ロックアウト)していたが、竹内教授は毎朝それよりずっと早く大学に来て研究しているので、「あの先生だけはしょうがない」と諦めたという逸話がある
著者(→)は、東大教授退職後は雑誌「ニュートン」の編集長をつとめたほど啓蒙熱心なので、文章は非常に読みやすい
2004年に亡くなられているが、ご存命ならば、今月7/2で100歳
(^_^;)