ドイツのお城 買いませんか?

▲ホーエンザルツブルク城

 

ドイツのお城、最近の売却実績によると、居住スペース3300平方フィート(約310平方メートル)程度の小さい城の場合、隣接する土地を含めた価格は約65万ドル-650万ドル(約6200万円-6億2000万円)。

 

東京の高級マンション価格と同じくらい 安いもんである  (^_^;)

 

ただし、全面修復済みの大きな城であれば、2610万ドル以上する場合もある。

さらに改築やメンテナンス費が数百万ドルかかることもある。

ドイツの城は通常、地方にあり、高台や山の上に立っていることが多く、大半の都市や食料品店、駅などの文明的な場所から遠く離れている。ドイツの主要都市に立地する城のほとんどは公的な所有物だ。

物件は、かつて要塞(ようさい)として使用されていた築1000年以上の廃虚から前世紀の変わり目に建てられたエレガントな王宮までさまざまだ。

後者は通常、かつて小王国や地方を治めていたドイツ貴族が所有していたものだ。

ドイツの貴族的特権階級は第一次大戦後に廃止されているが、城の多くは一族内で何世代にもわたって相続されてきた。

売りに出されている物件の多くは、オーナーが年をとって維持しきれなくなったり、維持するだけの経済的余裕がなかったり、相続者が別の場所に住むことを望んだために手放すことを決めたものだ。

特に「典型的」な買い手というのはいないが、このドイツの排他的市場に参入し、城の購入・改築に巨額を投じている買い手の中で最近多いのはロシア人だ、と仲介業者らは話す。

仲介業者によると、うってつけの城を求めて海外から多くの買い手がドイツにやって来るが、購入に至るケースはほとんどないという。海外からの買い手に特別な居住要件や特定の制約があるわけではないが、おとぎ話のようなイメージと現実との間にはギャップがあることに気づく場合が多いという。

景色の美しいライン川流域に立つ13世紀に建てられたラインシュタイン城を所有するのはマルクス・ヘッカー氏だ。同氏と妻、成人した息子と息子の恋人がこの城の敷地に住んでいる。敷地内には博物館やレストランもある。

ここで暮らすうえで最も大きな問題の1つが、山あいに立つ城の目の前まで自動車で行けないことだ。途中で自動車を降り、徒歩で5分間坂を上り、跳ね橋を渡った先に玄関口がある。そのため、食料品から建材に至るまですべての物資を、小型のけん引車かベルトコンベヤーを使用して谷底から城に運搬している。週に1度、長い買い物リストを持って食料品店に出かけるという

「『バターを買い忘れた!』なんてことになったら、ちょっと大変だ」とヘッカー氏は話す。

メディアの報道によると、ドイツの古城を所有していた有名人の1人が、築11世紀のナイトシュタイン城を06年に約261万ドルで購入した米映画俳優のニコラス・ケージ氏だ。28部屋で広さ1万平方フィートの荒れ果てた屋敷を数年かけて改修したあと、09年に売却した。この件に関し、ケージ氏の広報担当者にコメントを求めたが回答は得られなかった。

ドイツの城の購入を検討するうえで知っておくと便利なのが、これら物件の約99%が歴史的遺産として保護されているということだ。そのような物件の場合、固定資産税の免除や一部税金の控除が受けられるなど、いくつかのメリットがある。地域の遺跡保護当局から改修用の補助金を受けられる場合もあるが、最初に改築許可を得る必要がある。

ほとんどの場合、改修による近代化は許可されるが、元の完全な状態を保つよう要求されることもあり、そのような場合、屋内配管を設置できないこともある。地域ごとの制約については、仲介業者が詳しく知っているはずだ。

城を所有する場合、維持費や高熱費その他諸費用に年間13万1000ドル前後かかることは覚悟しておいた方がいい、とノイホイザー氏は話す。例えば、12世紀に建築された広さ9500平方フィートのキプフェンベルク城の場合、年間約8000ガロン(30240リットル)ものセントラルヒーティング用の燃料が必要になる。また、住み込みで建物や敷地の手入れをしてくれる城の管理人を雇っている人も多い。

また転売はめったにされず、実際、最適な買い手を見つけるまでには数年かかることも多いため、長期的な投資を覚悟する必要がある、と仲介業者は忠告する。

仲介業者によると、城を購入する場合、購入価格の約10%の税金のほか、仲介料を支払う必要があるという。仲介料は通常3%-6%で、さらに19%の付加価値税がかかる。公証料は1.5%で、大半の州で5%の購入税が課税される。だが、特に城にたくさんの土地が付随している場合、払い戻しされる場合もある。

「城は美しくロマンがある。現代にはない安定感を得ることができる」と、ドイツの不動産会社イーグル・アンド・フォルカーズで城・マナーハウス部門の責任者を務めるクリストフ・フォン・シェンク氏は話す。

 

日本にもお城 たくさんあるのに

住んでる人は ほとんどいないね

江戸城の天皇家くらいかな~ (^_^;)

 

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