日本の最近150年くらいの
社会風俗の変化は
世界史で最も激しかった
かもしれません (^_^;)
明治時代の女性が髪を切った時に、千葉県に届け出る「断髪届」が、千葉県白井市の民家から見つかった。
文明開化で男性はまげをやめたが、女性が髪を短くしてまげをやめることは禁止され、届け出をしないと罰せられた。
白井市教育委員会の戸谷敦司・学芸員は
「女性に伝統的な美を守らせたいという、
当時の価値観を示すとみられる貴重な資料」
と話している。
白井市教育委員会が、谷田(やた)地区にある旧家の井上家で行った古文書調査で見つかった。
日付は1876(明治9)年10月25日。
井上家長男の妻が、長患いが治るよう願をかけて7月に髪を切った、と義父らが届け出ている。
押印されていないことから、控えとみられるという。
1871(明治4)年に「散髪脱刀令」が出され、
「ざんぎり頭をたたいてみれば、文明開化の音がする」
と歌われたように男性の断髪が進んだ。
女性でも髪を切ってまげをやめる人が出てきた。
まげは油で固めるため、洗髪は半日がかり。
夏場でも月に1度洗髪できるかどうかで、悪臭のため頭痛に悩まされる人もいたという事情もあったようだ。