アルコールと砂糖を1ヶ月断ったら

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健康を維持するために控えるべき代表的なものと言えば、アルコールと砂糖。

では、その両方を1ヶ月間断つと、人間の身体にはどんな変化が現れる のか?

体当たりでこの実験に挑んだのは、オランダ人青年のSachaさん。

“糖分ゼロ生活”が彼をどう変えていったのか?

まずはメディカルチェックと食品の選別から…

 

Sachaさんは1ヶ月の間、加糖はもちろん、人口甘味料も、加工食品もさらにはアルコールも一切口にしないと公言し、極限まで自然に近いヘルシーな食生活を実践することにしました。

まずはスタート前に、スポーツセンターで専門家によるメディカルチェックを。

運動能力、血圧、心肺機能、心電図、そして血液の健康状態を検査。

中肉中背の健康的な20代という診断結果が出ました。

 

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次は食事です。

スーパーマーケットで売られているものから、Sachaさんが口にできるもの、できないものを選別していきました。

例えば、市販のア イスティー(加糖)には、およそ角砂糖10個分が。トマトスープにも、サテーソースにも。

そう、ほとんどの食品には、なんらかの形で糖分が加えられている のです。

 

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こうして、食品を選別したSachaさんは、野菜、果物、卵、ヨーグルトを中心にした献立を選択。

いざ、ヘルシー生活をはじめました。

ところが、数日もしないうちに、ある数値だけが異常に高くなってきたことに気付きます。

コレスレロール値だけ、他の値に比べて上がってきたのです。

なぜ? まだ4日目だというのに、「何だか先が思いやられる」とグチをこぼす始末。

早々にチャレンジは断念か?

 

イライラの原因は糖分不足だった!

 

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ファストフードに炭酸飲料、誘惑は街のいたるところに。

必死に我慢を続けるSachaさんですが、カメラの前では本音もちらり。

 

「こんなにも過酷なチャレンジだと考えてもいなかったよ。

あんまり気分が良くないんだ。

どんどん怒りっぽくなっていて、

周りの人に迷惑がかかっている気がするんだよね」

 

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デート中ももちろん水だけ。

一方Sachaさんの彼女はビールにポップコーン。

これは、キツイ!

 

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チャレンジ中盤、Sachaさんは砂糖やアルコールを抜いた食習慣がどう、人間の身体に影響を及ぼすのかを栄養学の観点から探るため、栄養士のMarlou Bosma氏の元を訪れます。

彼女は砂糖不足の影響をこう伝えました。

「糖分を取らなくなると、身体が無意識のうちに欲してたまらなくなるでしょう。<

血糖値は上昇し、それを下げようとインスリンがどんどん働きます。
すると、身体はもっともっと甘いものを欲する。この悪循環が生まれるのです」

さらには、砂糖もアルコールもビタミンを求め、それにより身体はどんどん脱水状態になり疲れやすくなると、 Bosma氏。

ただし、これもつかの間。

次第に糖分やアルコール、加工食品を受け付けない身体へとフィットしていく。

 

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人間は結局、何を食べて生きることが大切なのか?

Sachaさんの質問に専門家は、野菜、果物、食物繊維の多いパン、不飽和脂肪の食物を例にあげました。

なかでも、不飽和脂肪は「健康的な身体づくりには 欠かせない」とBosma氏。

代表的な食材にオリーブオイル、イワシやさんま、サバなどに代表される青魚、ナッツ類など。

さらには、ほどほどのお酒もOK だとか。

つまり、スナックもワインも食べることは問題なく、要するにバランスが取れているか否か、その重要性をSachaさんに説きました。

 

「甘いものを欲しくなくなった」
そして1ヶ月後…数字が示す身体の変化

 

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チャレンジ終盤の25日目、すでに甘いものを身体が欲しなくなったと語るSachaさん。

早起きも苦ではなくなり、朝から力がみなぎるようになった。

それが、最も自分の身体に起きた大きな変化だと感じているようです。

 

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こうして1ヶ月後、再びスポーツセンターを訪れた彼の身体は、どのような変化を見せていたのでしょう?

結果がこちら。

ひと月前(VOOR)に比べ、 81キロあった体重は77.4キロに減少。

血圧は135から125へ。

コレステロール値も8%減少し、血糖値もかなり低くなったことがわかります。

 

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最後にSachaさんは、この1ヶ月間を振り返り、

最初こそキツかったものの、次第に「甘いものが食べたい!」という欲求も消え去り、体調はすこぶ る良かったと語ります。

「じゃあ、このまま続ける?」の質問に、「いまは、チョコバーとビールで自分を祝いたい」と正直な気持ちを語りました。

糖分不足による精神的なイライラの限界点を超えてしまうと

逆に、身体が甘いものを受け付けなくなる。

栄養士が言うようにバランスが大切なのは、言わずもがなでしょうが、普段の食生活を省みると、私たちは糖分過多なのかもしれませんね。

 

▼以上のプロセスをまとめた動画(英語)

 

糖分不足による精神的なイライラ その「限界点」を超えてしまうと

逆に、身体が甘いものを受け付けなくなる

その「限界点」は1か月以内にやってくる  つらいのは1か月だけ

そこを突破すれば 新しい人生に突入!  とゆー訳です

実行するときは かかりつけのお医者さんに相談してからね   (^_^;)

 

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