朝陽祭(文化祭)

　雨降りの日々が続いていましたが、当日は久しぶりに雨が止み、気持ちまで晴れやかになって朝陽祭を迎えることができました。

文化系の部活動に とっては1年間の集大成の日、各クラスにとっては構想・準備を限られた期間で集中して行ってきた発表の日であり、期待が膨らみます。

まず、パンフレットの 巻頭言に以下のように書きましたので紹介します。

　いよいよ、朝陽祭の開幕です。今年も各クラス、部活動、委員会等が万全の準備を重ねて臨みます。心をこめて展示や発表を行い、日頃の成果を思 い切り発揮してください。私は今年もタイムスケジュールを作って、皆さんの力作を見学することを楽しみにしています。今年のテーマは「朝陽祭とは1％の緊 張と99％の青春である」です。「緊張」とは何でしょうか。多くの生徒や保護者、外部の方々の目に触れることへの気恥ずかしさでしょうか。自分たちが手が けた展示や発表への期待感と不安、胸の高揚もあるでしょう。「緊張」は、達成感を得るために必要な試練かもしれません。思い切りぶつかって克服してくださ い。一方で「青春」とは何でしょうか。想像が膨らみますね。私からは「赤毛のアン」(中学時代の愛読書でした)で有名な小説家Ｌ・Ｍ・モンゴメリーの言葉 を紹介します。「青春とは消えてなくなるものではなく、心の中に永遠に生き続けていくものである」。この朝陽祭を、皆さん一人一人にとってかけがえのない 青春の1ページにしてください。100％の気力と知力で！

(以上、巻頭言)

　 朝陽祭での発表内容は、クラス参加は1,2年生は全クラス演劇、3年生は演劇(1クラス)、ミュージカル・ダンス(1クラス)、ダンス(3クラス)、食品 (2クラス)、お化け屋敷(1クラス)とバラエティー豊かでした。 1,2年生は各クラスの個性が感じられ、笑いあり、歌唱ありと様々な工夫があり感心させられました。特に3年生の演技は素晴らしく、質の高さに圧倒させら れました。忙しい勉強の合間に集中力を発揮し、仲間と力をあわせて創意工夫した発表内容に仕上げることができたことに心から感動しました。『朝陽祭で思い 切り、最後の発表をやり遂げた学年は、来る大学受験でも良い結果を出す』、これは、本校で語り継がれている言葉です。質の高いパフォーマンスができる創造 力と団結力があれば、これから迎える受験でも精一杯頑張れるに違いないと、3年生のパワーを目の当たりにして確信しました。クラブ参加は音楽部、管弦楽 部、軽音楽部、ＥＳＳ、演劇研究部、ダンス部、チアリーディング部、生物部、化学部、料理研究部、茶道部、華道部、美術部、写真部、漫画研究部、放送部、 囲碁将棋部、弓道部、映画研究部、山岳部でした。部活動の1年間の成果を、演技、展示、来場者による参加等といった様々な形式で発表することができまし た。中学生の皆さんに一生懸命、実験を見せたり、親切にご案内したりする姿が特に印象に残っています。また、生徒会が本校を希望する中学生向けに今年も相 談コーナーを作ったり、図書委員会が古本市を行ったりしました。1階ホールは例年通り、部活動紹介パネルを運動部、文化部共に展示し、大勢のお客様に見て いただき、盛況でした。さらには、PTAバザー･カフェ･ランチ(７階の広々と明るいスペースで交流が深まりました)、バラ会(サシェ作り体験)、朝陽同 窓会の展示等の参加があり、本校の「応援団」である多くの皆様にご来校いただき楽しんでいただきました。

　準備･運営にあたっては、生徒会組織である学園祭実行委員会が中心となって準備をすすめてきました。実行委員長をはじめ、裏方として朝陽祭を 準備し、支えてくれた実行委員会の生徒の皆さん、本当にお疲れ様でした。後夜祭では最後に表彰がありました。1,2,3年生の最優秀賞は1年Ｅ組(劇「ア ラジンと魔法のランプ」)、2年Ｇ組(劇「どうしたんだ！君は天使～男女の狭間～」)、3年Ｂ組(ダンス「Michael Jackson」)であり、新宿大賞は3年Ｂ組(ダンス「Michael Jackson」)でした。特別賞の最優秀賞は、公演部門：チアリーディング部、展示・販売部門：弓道部、1階ホール部活パネル展示部門：チアリーディン グ部でした。また、学年展示部門の最優秀賞は、立て看板：3年Ａ組、吊り看板：2年Ｇ組、垂れ幕：1年Ｇ組でした。今年は学年展示もさらにレベルアップ し、たいへん優れた作品が増えて、ずっと飾っておきたい気持ちになりました。

　来場者数は2日間合計で6163人(昨年度5688人)と増加し、大盛況でした。ご来場いただきました保護者やご家族の皆様、新宿高校受験をご希望いただいている中学生と保護者の皆様、また、お忙しい中、足をお運びくださいました全ての皆様に感謝を申し上げます。