新宿高校　合唱コンクール

　今年の合唱コンクールのスローガンは「燃えろheart！熱くheat！響け僕らのharmony！！！」です。

会場となった「なかの ZERO」大ホールの舞台上に、高々とスローガンが掲げられた吊り看板は、美術部が制作してくれました。気持ちが弾むような、元気が出る言葉です。

　開会式の校長挨拶では、

①今年も外部から音楽科の先生方を3名お迎えし、校内審査員の先生方と一緒に、専門性の高い審査を行っていただくこ と、

②生徒が最高の環境で演奏できるよう、指定された者以外、演奏中の写真やビデオ撮影を禁止することを、参観してくださっている保護者の皆様にもご理解 いただきたいこと、

③生徒一人ひとりの声が調和し一つになることで、良い演奏ができるという意味で、合唱コンクールは本校の合言葉である「団体戦」を象徴 している、

という3点について話をしました。

　課題曲は「夜のうた」。作詞：阪田寛夫、作曲：佐々木伸尚、1967年に全日本合唱連盟創立2周年記念の連盟歌として作られて、全国的な人気 を得た歌です。

1年生、2年生の順で、各々のクラスが課題曲、自由曲の2曲を歌いました。

1年生にとっては初めての合唱コンクールでしたが、しっかりと仕 上げてきており、入退場も折り目正しく、整然と行うことができました。

2年生は短期間だったのでしょうが練習が行き届いており、レベルの高い仕上がりに驚 かされました。

金賞は2年C組「青春譜」(カッコ内は課題曲名)、銀賞は2年B組「あの空へ～青のジャンプ」、銅賞は2年F組「遥かな時の彼方へと」、1 年生の1位はH組「はじまり」でした。

賞に関わらず、どのクラスも上手で、自由曲を聴くと各クラスの個性が感じられました。

私は客席で、生徒たちが創りだ す様々な歌の世界に浸り、至福の時間を過ごすことができました。

アトラクションの音楽部、管弦楽部の演奏も、合唱コンクールに花を添えてくれました。

　最後には、課題曲の「夜のうた」を全員で合唱しました。生徒の澄んだ歌声が大きく響き渡り、会場の皆の心が一つになったような、充実したひと時でした。

今年も、心洗われる時間をどうもありがとう、と生徒皆にお礼が言いたい気持ちです。