ラディゲ「肉体の悪魔」の映画化
第一次大戦下であることが、原作よりもはっきりと示されている
夫が戦場へ行っている19歳の新妻マルト(ミシュリーヌ・プレール、←)と不倫する15歳の高校生フランソワ・ジャベール(ジェラール・フィリップ)
マルトはジャベールの子を身ごもる
戦争が終わって周囲は歓喜に満ちているが、やがて夫は戦場から帰って来る
恋の終末の予感に苦しむ二人
モノクロで画質も悪いが、原作に負けない素晴らしい映画だ
主演した二人はともに撮影時25歳なので、幼い恋の雰囲気は弱まっている
背徳の恋を周囲に余り隠そうとしない二人に、日仏の文化と社会の違い(個人主義)を感じる
(^_^;)